分布など3ヵ所観察

飛来する鳥を観察する北村育海君=名護市の屋部川
繁殖地と越冬地を往復する旅鳥などは、年によって姿を見せなかったり、数が増減したりする。育海君は、屋部川でこれまでに60種類以上の鳥類を確認しているが、「昨年いたマヒワが今年は見られず、昨年確認できなかったキョウジョシギが3日間いた」といった変化に興味深げだ。
夏休み中はほぼ毎朝、夜明け直後の1時間ほど屋部川沿いを散策しながら観察。写真に撮りながら記録を付けている。羽地大川や喜如嘉にも8月半ばまでに2回ほど出掛け、羽地大川では「予想に反して河口はほとんど鳥が見られなかった」と話し、喜如嘉は「クイナ科のバンは行く度に見られる」。
渡り鳥が多くなる秋から冬にかけ、今年はどんな種類が飛んで来るのか。「羽地大川や喜如嘉のいろいろな季節を調べたい」と期待を膨らませている。
識者コメント
野鳥は同じ種類でも、餌をとる場所、繁殖する場所、休憩する場所など目的によって必要とする環境は異なっています。鳥の種類や個体数の記録とともに、各調査地のどのような環境をどう利用していたのかもあわせて観察して下さい。(佐々木)
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