ベタの飼育・観察・繁殖パートII
石原愛華(越来小4年)


産卵まであと一歩?

「今年はベタを繁殖させたい」と石原愛華さん。家のリビングには、いくつもの水そうが=沖縄市越来の自宅

 ヒラヒラと長いひれが美しく観賞用として知られるベタ。華やかな魚だが、闘う魚としても知られている。
 「ペットショップの店員さんの話や本に、けんかしてしまうので、ベタのオス同士は絶対一緒の水そうには入れないこと、とあった。逆に一緒にするとどうなるのか見てみたかった」と石原愛華さんは研究の動機を話す。家のリビングには、ベタを入れたたくさんの水そうが並ぶ。
 研究は今年で2回目。昨年は、細長い水そうに仕切りを作ってベタを入れ、闘わせるときは仕切りをはずした。どんな闘いになったのだろうか。石原さんは「闘うのを見ているとヒヤヒヤした。強いベタは相手のひれをつつく。ときどき、オスの中にメスをいれると威嚇していた。メス同士でも同じ色だとつついていた」と闘いの成果を話す。また気の強いベタは、相手がいなくても水そうの壁をコンコンつつくという。
 朝起きたときも、外出から戻っても、すぐに水そうを見るという石原さん。今年はベタの繁殖が目標だ。オスが口から泡を出して3、4センチの「泡巣」を作ると、メスが卵を生むが、まだ十分に泡巣ができていない。「メスとの相性もあるので時間がかかるかもしれない」と卵が生まれるのを楽しみにしている。

識者コメント

 次第にいろいろなことが分かってきてよかったですね。動物に思うよう振る舞ってもらうには、繰り返し飼育観察してもっとよく知ることが必要でしょうね。焦らず、楽しく、あきらめずに飼い続けると、必ずできるようになるでしょう。(西平)

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