微生物は環境指標生物になるか パート2
The エレメント(美東中2年)
 新城凱生、森田樹、松元晴輝、大塚千尋


本島各地のサンプル比較

県内各地の川でサンプルを採取し、微生物について調べているTheエレメントのメンバーら=沖縄市の美東中

 自然の豊かさやその危機を教えてくれる身近な生物を「環境指標生物」という。県内各地の川に住む微生物は環境指標生物になるか、研究に取り組んでいる。
 本島の北・中・南部の川に行き、上・中・下流のポイントで水面、水底からサンプルを取って調べている。中・南部はミジンコがいたが、北部ではあまり見なかった。「(名護市の)源河川、大浦川はきれいだった」とメンバーは話す。
 新城凱生君、森田樹君、松元晴輝君は昨年から研究を続けている。「県内のきれいな川と汚い川との微生物を調べる」という目的をさらに深めて、今年は南・中部の汚い川の微生物を比較する。また、季節でどう変化するのかも調べる。他に、塩分濃度やpH(水素イオン濃度)、アンモニウム態窒素などを測り、採取した水と比較検討する。
 新城君は「サンプルを顕微鏡で見て、本で確認するときが楽しい」と言い、森田君は「川の水を採取し調べるのが好き」と話す。研究を進めるその姿は「小さな科学者」という感じだ。

識者コメント

 水環境を調べる手法としての生物指標は数値的表現には弱いですが、水環境の変化を把握するのには有用な指標です。汚い川を調査する場合、すでに汚濁環境の生物指標として分かっている微生物を標的にするのも研究成果を得る一つの方法です。(與儀)

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