謎に満ちた世界に驚き

理科室にある人の体の模型でさらに研究を進める(左から)山内真瑛さん、狩俣雄一君=浦添市勢理客の神森小
山内真瑛さんは「人の体には分からないところがいっぱいある。調べてみたい」、狩俣雄一君は「人体に興味があった。6年生で最後の思い出にもなるし調べてみたいと思った」と研究への動機を話す。
今、調べているのは「どういう状態になったら心拍数は変わるのか」。スポーツをやっている人たちに、踏み台昇降運動をやってもらい電子脈拍計を使って、運動前後の脈拍を測っている。
また、体に関する資料などから、人の血管をつないだら10万キロメートル、地球約2周分もあることが分かり、改めて体は不思議に満ちていると思った。山内さんは「そんなに入っているなんて。どうやって計算したのだろう」、狩俣君は「どうやって血管は体の中に入ったのか」と驚く。
研究を始めて、自分の体に関心を持つようになった。呼吸するときや、特定の動作をするとき、体が自然に動くことに「体が覚えているんだなと思った」と狩俣君。体の不思議についての興味はどんどん増えていく。
識者コメント
昔は、人体を宇宙に例えた番組が放送されていました。それほど神秘的なものだと思います。小学校の思い出にしたいということなので、自分たちで測定できるテーマを探したらどうでしょう。体の神秘を一部でも明らかにできるとすごいね。(賀数)
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