ツノテツレイシガイにおける殻口の変化の解明
東江孝太(伊是名中3年)


「雌雄異体」執念で確認

島を離れる前の集大成の今年、新発見にたどり着いた東江孝太君=伊是名村

 来春、高校進学のため伊是名島を離れる。小学1年生から続けてきた貝の研究はこの夏、こだわり続けた新発見にたどり着いた。
 対象とする肉食貝は雌雄同体と言われている。しかし観察を続けているうち交尾中の2匹は殻の口の形が異なることに気が付いた。そこでこれらは雌雄異体ではないかと全国の発表会で報告した。が、専門家に即座に否定され、涙を飲んだ。
 それから2年。「絶対に証明する」と観察を続けていると「貝をゆでて身を取り出して確認するといい」とサイエンスクラブの報告書を読んだ詳しい人からはがきが届いた。
 試してみると予想通り、殻口が“雄型”のテツレイシガイには交尾器があり“雌型”にはなかった。「雌雄異体であること、殻口で性別が区別できることが分かった。執念で突き止めた」と喜びをかみしめている。

一言アドバイス

 生存や繁殖にとって重要な部分には大きな個体差が無いことがよくあります。一見ばらばらな殻口も、標本を多く並べると変化のある部分と無い所が見つかるかも。(佐々木)

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