食虫植物の生態
RYKT 平良優人、松田龍之介、前徳高志、我如古啓人
(山内中1年)


図鑑にない結果得る

自宅で育てている食虫植物と一緒に撮影したいと、取材中に自宅へ植物を取りに帰ってくれた(右から)我如古啓人君、前徳高志君、松田龍之介君、平良優人君=沖縄市の山内中

 松田龍之介君が食虫植物を育てたことがあり「消化液がたまる仕組みやハエトリグサが閉じる仕組みを調べたい」と思ったことから4人で研究することにした。
 まず調べたのは、昆虫から養分を摂取する食虫植物も光合成するのかどうかだ。光を当てた後デンプンの生成を確認する実験は何度か失敗した。それでも放課後遅くまで実験に熱中。ヨウ素を使って青紫色の反応が確認できた時は感動的だった。
 虫を誘い込むウツボカズラなどの消化液についても、普段は中性で、虫が入ると酸性になることを確認した。平良優人君は「図鑑に書いてないことが分かるとうれしい」と笑顔。前徳高志君が挑戦したい実験は「ウツボカズラはどれくらいの大きさの虫をどれくらいの時間で溶かすのか」。我如古啓人君は「ハエトリグサが閉じる仕組みを解明したい」と意気込む。今後は解剖にも挑戦する予定だ。

一言アドバイス

 「図鑑にもない結果」はぜひ、方法も含め記録に残しておきたいですね。沖縄在来の食虫植物といわれるコモウセンゴケも調べてみるとおもしろいと思います。(安座間)

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