億首川のマングローブ林の研究
中川小マングローブ調査隊 仲田一博(4年) 久高盛弥(5年) パーヴェス・セルジオ、喜友名希奈、前堂桃佳、油井菜乃子、花城舞夏(以上6年)


地域の宝にわくわく

自分たちの住む地域の豊かな自然を発見し、研究にもますます力が入る中川小マングローブ調査隊=金武町の中川小

 校区内を流れる億首川は河口にマングローブ林が広がり、一帯は渡り鳥の中継地だ。昨年から県内10の川の水質を調べ環境を比較したり、マングローブを観察したりしてきた。今年は野鳥観察などを行う。
 鳥に詳しいのは久高盛弥君。「自然がよくて川がきれいで田んぼも多いから、鳥がいっぱい集(あつ)まる。9月に入ってからは西シベリアから渡ってくるセイタカシギを見たよ」と話す。前堂桃佳(まえどうももか)さんも「サシバを見つけたのがうれしかった」。
 研究を進めるうちに地域の宝物に気付いた。油井菜乃子さんは「マングローブが4種類も見られるのは、沖縄本島ではここだけ」と胸を張る。
 今後の研究についてパーヴェス・セルジオ君は「授業で食物連鎖について習ったけど、実際に川ではどうなっているか調べたい」、花城舞夏さんは「林の中の他の生き物についても調べたい」と意欲を燃やす。

一言アドバイス

 みんなで力を合わせ、いろいろなことが分かってよかったです。故郷の自然を知って大切にする良い取り組みです。多くの人にもそのすばらしさを伝えよう。(西平)

Powered by Facebook Comments