ドロアワモチとイソアワモチの研究
伊是名小生物クラブ 島袋あい、平安山英佑(4年) 濱里結維、東江風吹(5年) 新城大和、諸見圭音、新田歩夢(6年)


じっくり見れば気付き続々

海辺で観察する伊是名小生物クラブ。観察したことを本で調べて新しい知識を得るのも楽しい =伊是名村

 干潟の砂をよく見ると1センチほどのナメクジのような生き物がじわじわと動いている。目が慣れるとあっちのくぼみにも、こっちの石の下にも。東江風吹君はあっという間に両手に山盛り捕まえ「ドロアワモチおにぎり」と笑った。
 干潟にすむドロアワモチと、サンゴにすみ食用にもなるイソアワモチは、共に殻のない貝の仲間だ。生物クラブではこれらを自由に観察し“新発見”を探している。
 ドロ-とイソ-では動きや体の色、硬さなどが違うこと。薄い皮がはがれるように脱皮をすること。ドロ-はくるくる巻いた管、イソ-はまっすぐの管を出して交尾をすること-。クラブ員の数だけ発見も増え、記録ノートはにぎやかだ。
 今まで意識していなかった小さな生き物も、じっくり見ればどんどん発見がある。諸見圭音さんは「問題が解けたような感じがしておもしろい」と楽しそうに話した。

一言アドバイス

 観察したドロとイソの違いや似たところなどを表にまとめると、次々と新たな疑問が出てくるでしょう。大きさ、歩くはやさや起き上がり方などはどうですか?(西平)

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