セイロンベンケイの無性生殖パート2 ~マザーリーフの研究~
新垣穂乃佳(山内中3年)


命の継承が心打つ

9年間の研究の集大成にしたいと意気込む新垣穂乃佳さん=沖縄市

9年間の研究の集大成にしたいと意気込む新垣穂乃佳さん=沖縄市

 植物が大好きで、小学校1年生の頃から毎年、自由研究のテーマに植物を選び、カタバミやオジギソウなどさまざまな植物を調べてきた。中学3年生となったことしは9年間の集大成といえるレポートを作成したいと例年以上に意気込んでいる。

 おととし、農業研修センターを訪れた際、栽培されていたセイロンベンケイが目にとまり、2株分けてもらった。自宅のベランダで栽培したところ、1年で大きく成長し、落葉した葉から芽が生えてきた。茎の先端や葉腋から生える定芽に対し、節間や葉、根などから生える芽を「不定芽」という。セイロンベンケイは不定芽を特徴とする植物の中でももっとも広く知られており、無性生殖の教材や多くの実験材料に使用されている。水分や養分の移動の仕組み、またそれに伴った葉脈の消失がどのように起こるかなどの謎に迫る。

 「セイロンベンケイの持つ力強い生命力、新しい芽のために古い葉が養分を提供するという命の継承に心ひかれる」と瞳を輝かせた。

〈一言アドバイス〉

 熱帯植物のセイロンベンケイソウは寒冷地では育たないですが、十分乾燥して細胞が壊れないように冷凍し、常温に戻して水を与えると発芽するのであればそこからいろいろな仮説を組み立てることができます。(與儀)

Powered by Facebook Comments