スズメガ科 ホシホウジャクの幼虫の色はなぜ緑色型と褐色型があるのかパート3
棚原怜央(仲井真中1年)


法則性の発見目指す

大きな発見を夢見て粘り強く研究を進める棚原怜央君=那覇市

大きな発見を夢見て粘り強く研究を進める棚原怜央君=那覇市

 ホシホウジャクの幼虫は脱皮を繰り返して成長するが、終齢幼虫になるとき体の色が緑色になるものと茶色になるものに分かれる。しかし2種類の色に分かれる理由はわかっていない。過去2度のサイエンスクラブでの研究でこの謎に挑んできた。父は日本蛾類学会に所属する研究者。親子で力を合わせて飼育に取り組んだりフィールドワークに出掛けたりと精力的に活動している。

 「チョウに比べガは敬遠されがちだけど、チョウよりずっと種類が多く特徴もさまざまで、研究対象として魅力的」と飼育するガに優しいまなざしを注ぐ。

 「これまでの2回は結果を出せなかったけど、今度こそは謎を解明したい」と意気込む。たくさんの幼虫を飼育して統計を取り、メンデル式遺伝のような法則性がないか調べる。

 幼虫を育て、交配させ、記録に残すという地道な作業。「大きな発見の裏には必ず地味な努力がある」と苦にもしていない様子で、粘り強く研究を続けている。

〈一言アドバイス〉

 チョウ目の幼虫の色彩変異については、個体密度や温度、遺伝などのさまざまな要因が知られています。室内での飼育実験に加え、野外で幼虫の生態を詳しく観察して色彩変異があることの適応性なども一緒に考えてみると面白いと思います。(佐々木)

Powered by Facebook Comments