水いがいの養分が作物の成長にどんな変化をあたえるのか?


エデュコ学童・チーム・スプラウト(浦添市立港川小)

色や味、成長を予想


水に「養分」を混ぜてカイワレを育て、その成長を観察するエデュコ学童チーム・スプラウトのメンバー=2019年8月、浦添市城間

 「塩トマト」は海水が混じった水で育てるため甘くなることを知ったエデュコ学童の1、2年生たち。沖縄でもサツマイモを育てるときに畑に海藻を入れたということを聞き、植物に水以外の養分として何を与えたらよく育つかを調べることにした。
 まず参加メンバー18人を4チームに分け、カイワレを水だけで発芽させ、一度目の実験として三つ葉が出たら養分として醤油、塩、ハチミツ、青汁をそれぞれに入れた。醤油を入れた今西こころさん(7)は「色が茶色いから茎が茶色になるはず」と予想。塩を入れた砂川葉那さん(7)は「葉っぱの色は黄緑になり背が伸びて、味はしょっぱくなると思う」と考えた。ハチミツを入れた金城莉夏さん(7)は「甘いし栄養がありそうだから背が伸びる。味は甘くなると思う」と話し、青汁を入れた大舛優晴さん(7)は「葉っぱの色がもっと緑になるように青汁を選んだ。味は濃くなるはず」と力を込めた。
 実験の結果が出たら、砂糖や酢などいろいろな養分を入れて観察するつもりだ。今西さんは「水だけで育てているカイワレとの違いや、どの養分を入れたカイワレが一番育つか調べたい」と目を輝かせた。

〈一言アドバイス〉

 とても楽しい実験ですね。水だけで育てたカイワレと、しょう油など入れて育てたカイワレを食べくらべて、みんなが感じた味を記録しましょう。それから、カイワレの成長のようすなども観察しておくとよいでしょう。(古川)

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