萩原かれん(オキナワインターナショナルスクール4年)
図鑑作成にも挑戦
那覇市の身近な草花について、花粉の大きさや形の違いを調べている萩原かれんさん=2019年7月、那覇市楚辺
昨年、那覇市の身近な草花について調べ、どんな花粉が飛んでいるかを調べた萩原かれんさん(9)。調査の中で、花粉の大きさや形に違いがあることに気づき、今回はその点を中心に研究を進めている。
自身が住む那覇市楚辺の市立城岳小周辺には、草花が多く咲いていて、6月から本格的に調査を始めている。粘着性のあるプレパラートに花粉をこすり付け、顕微鏡を通して観察し撮影、大きさや形をそれぞれ記録している。「観察する時『どんな形だろう?』とわくわくする。種類が違っても、特徴や役割に共通点があるかを確認したい」と意気込む。
日ごろから粘着性のあるプレパラートを持ち歩くほどの念の入りようで、見慣れない花を見つけると花粉をこすりつけてデータを集めている。ただ、ハイビスカスなど大きな花だと花粉の量も多いので採取しやすいが、ツバキなど木に咲く花の花粉は量も少ないため、採取の難しさが課題だという。
集めた記録を基に「那覇市の花粉図鑑」の作成も挑戦する。目標は100種類だ。「図鑑を作れるよう、いっぱい花粉を集めたい」と笑顔で抱負を語った。
〈一言アドバイス〉
100種目標の花粉図鑑、大チャレンジですね。植物の分類でまとめたものと、花粉型や花粉の大きさや形でまとめたものの関係も考えてみましょう。花粉型や形と受粉方法の関係も、調べてみると面白いかもしれません。(西平)
Powered by Facebook Comments