家のガジュマルをヒゲいっぱいにしたい


親泊奈生(宮古島市南小2年)

伸びる条件突き止め


自宅で育てるガジュマルのヒゲについて研究する親泊奈生さん=2019年8月、宮古島市平良

 ガジュマルのヒゲが伸びる条件について、昨年から研究に取り組む親泊奈生さん(8)。今年は自宅で植えているガジュマルのヒゲを伸ばすことをメーンに研究を続けている。
 宮古島市内のパイナガマビーチ、中央公民館、大野山林の3カ所にあるガジュマルのヒゲの伸びを観察。温度湿度計を使って、大野山林で最もヒゲが伸びているのは、他の2カ所よりも日陰が多く、湿度が高いという条件があることを突き止めた。また、葉っぱの多いものと少ないものでは、葉っぱが多いガジュマルの方が、ヒゲがよく成長することも観察から分かった。
 自宅のガジュマルはプランターで育てているので小ぶり。昨年は葉っぱを処理してしまい、ヒゲの成長はあまり見られなかったが、今年はきちんと葉っぱを残して観察を続けている。市内のガジュマルを観察して気づいた研究結果から、今後は日陰を作ったり、水のやり方を工夫するなどして、自宅のガジュマルのヒゲが伸びる環境を考えていくという。「たくさんヒゲを伸ばして、小さくてもいいので自分が座れるイスを作りたい」と笑顔で話した。

〈一言アドバイス〉

 くらべているガジュマルの種類がちがうと、結果のかいしゃくがむつかしくなります。ちゃんと調べておきましょう。プランターでもヒゲがのびて、くわしくかんさつできれば、いろいろなことがわかっていいでしょうね。(西平)

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