漢那小サイエンスクラブ(宜野座村立漢那小) 伊藝士来、仲栄真心晴、金城美桜、仲間明日美(4年)、根間隆匠、仲村渠瑠珈(5年)、湖城美玖、仲間朝美、山口力哉登、大城大樹、石川和昴(6年)
海岸の変化にも注目
漢那海岸について調べる漢那小サイエンスクラブのメンバー=2018年8月、宜野座村
3年前に自然環境について調べる「漢那小サイエンスクラブ」が発足された。今回は、国指定天然記念物のオカヤドカリ類などがみられる自然豊かな漢那海岸の生態系について、4年生から6年生の11人が調査を行う。
海岸をA~Eの5つのラインに分けて、それぞれに調査ステーションを設置。巻尺に5メートル間隔で方形枠を4~9カ所つけて、その方形枠の中に入った土や砂を2センチほど掘り出し、そこから貝殻や貝を取り出して調べる。さらに砂を分類する底質調査、水質調査にも取り組む。
また約50~60年前の海岸について漁業関連者から聞き取り調査をすると、昔は海の底が透き通ってよく見えていたという。しかし都市化の影響で約40年前から建物やダムの工事などで海岸は大きく変わり、生息している生き物も変化していることなどがわかった。
過去と現在の海岸を取り巻く環境や、どのようにすればよりよく海洋生物と人間が海岸を共存、共有できるのかまとめる予定だ。
〈一言アドバイス〉
時間や季節によって、生物の種類や水質が変わるかどうかも調べてみましょう。昔の写真や新聞記事なども参考になるので、探してみましょう。人と海が共存するための知恵と漢那海岸の魅力を世界中に発信してください。 (古川)
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