有孔虫の観察 有孔虫の生態、不思議を調べる


平良優樹(興南中1年)

移動手段、速度を観察


有孔虫の生態を調査する平良優樹さん。動きを観察するため夜中に起きて確認もした=2018年9月、那覇市

 今年のゴールデンウィークに有孔虫についての学習会に参加した平良優樹さん(13)。星砂として販売されている有孔虫が小さい糸を出して移動していることに興味を抱き、飼育研究を始めた。
 漢那ビーチや辺戸の海岸など中北部11カ所の浜辺の波打ち際で砂を採取し、顕微鏡で有孔虫の有無を確認。有孔虫が混じった砂といない砂があった。有孔虫のいた砂のうち、嘉陽の浜で採取した砂を海水に入れて観察。残りは洗って乾かし、標本とした。顕微鏡で確認した嘉陽の砂に交じっていた有孔虫は4、5種類。ゼニイシやタイヨウノスナが多かった。
 有孔虫が本当に糸を出して動いているのかを確認するため、水槽の片面を黒画用紙で覆い、顕微鏡機能付きカメラで撮影。半透明の糸を出して移動する姿を捉えた。また有孔虫の移動速度を確認するために、水槽の外側から有孔虫のいた場所にシールを貼り、どのくらい時間をかけてどう動いたかを観察している。「数時間かけて数センチ移動していた」と話す。今後、より良い観察方法を模索するつもりだ。平良さんは「有孔虫がどのように増えるのか興味がある。長く観察を続けて調べたい」と意気込んだ。

〈一言アドバイス〉

 多くの種類を見るには、岩礁・海草藻場・泥場と観察環境を広げましょう。無性生殖と有性生殖で増えますが、ゼニイシでもタイヨウノスナやホシスナでも無性生殖する個体は区別できますので、挑戦してください。 (西平)

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