公園に見られるチョウ類の研究パートII~アリーナ建設工事に伴うチョウ類への影響~


新垣芽音佳(沖縄市立山内小4年)

種類、数 徐々に減少


絵と写真で公園内のチョウを記録している新垣芽音佳さん=2018年8月、沖縄市

 昨年から沖縄市総合運動公園内のチョウ類の種類や数、食草の分布などを調べる新垣芽音佳さん(10)。公園内でアリーナ建設が進められる中、工事がチョウにどのような影響を与えているのか研究を進める。
 姉の李珠佳さん(12)は同じ公園内でチョウの天敵の鳥を調査している。2人で園内の遊歩道を歩き、どこにチョウがいたかその種類と数を地図に落とし込んだ。多かったのはシジミチョウの83匹。ツマグロヒョウモンやキチョウなども数匹ずつ見つけることができた。今後はチョウの食草の分布も調べるつもりだ。
 昨年、木々が茂っていた工事現場は徐々に植物が減り更地になった。起伏のあった地形も平らになった。「昨年よりもチョウの種類も数も減っている。自然が減ったことが原因だと思う」と工事の影響を指摘。今後も工事が進むにつれてどのように生態系が変わっていくのか観測し記録していくつもりだ。

〈一言アドバイス〉

 チョウ類の数に影響する環境要因で、特に重要なのは幼虫の食草と成虫のエサとなる蜜源植物の豊富さです。また、年による気温や降水量の違いなども影響します。公園の中で、工事の影響のない場所との比較も行ってみましょう。(佐々木)

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