沖縄のいろいろな所の土で、そめて、くらべる part2


税田千智(恩納村立恩納小3年)

土の見分け方学びたい


「土の種類ごとの特徴を見つけたい」と意気込む税田千智さん=2018年7月、恩納村

 沖縄の土を使った染色に取り組む税田千智さん(9)。昨年は沖縄本島20カ所で集めた土を使って染めた。今年は土の種類を確定させて発色の特徴を調べたいと考えている。
 昨年はシャリンバイを煮出して布を染めた後、溶かした土に30分浸して染めた。今年は桑の葉と、昨年集めた土の残りと新たに10カ所で採取した土で染める予定だ。「染める前に国頭マージ、島尻マージ、ジャーガルの見分け方を知りたい」と話す。昨年参加したワークショップでおおよその見分け方は学んだが、自分で確定させるのは難しい。しっかりした見分け方を学び、その上で同じ種類の土が同じような色になるのかを確認したいという。昨年は中北部の土で染めた布は土と似た色が出たが、南部の土で染めたものの中には緑っぽい色になった布もあったそうだ。「土の種類や地域で色が変わるならその特徴を調べたい」と力を込める。目指すは「大島紬のような黒」。近い色が出るのか楽しみに、染色に挑戦したいという。

〈一言アドバイス〉

 土の分布図を見ると、見分け方のヒントがみつかるかもしれません。図書館などで、分布図をさがしてみましょう。灰色のジャーガルと、緑っぽい色になる土をまぜると、どんな色に染まるかな?結果が楽しみです。(古川)

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