ぼくたちの島の土についての研究


真喜良小学校2年 田渕尊


赤土の栄養について実際に野菜を育てて調べる田渕尊君=石垣市

自然は不思議いっぱい

 姉の鈴夏さんの活動に刺激を受け、石垣島の赤土に興味が湧いた。島の農業を支える赤土にどれだけ栄養があるか調べようと、近くの山のふもとから採取した赤土と、干潟の土を比較した。干潟の自然環境は、雨で畑から流れ込む赤土に影響を受けていると聞いていたため注目した。
 実験は2種類の土にシマナの種をまき、成長を観察。山のふもとの土はすぐに芽が出て、順調に育った。干潟の土は、芽が出たのは少しだけで成長も遅かった。次に生活排水として洗剤入りの水をやり成長を比べた。赤土は成長が遅くなり、干潟の土は芽が全く出なかった。「干潟にも赤土は混ざっていると思うが、なぜ育たなかったのか。自然は不思議が多くて楽しい」と笑った。

一言アドバイス

 まんちょうになると、ひがたには、海の水がはいってきます。じっけんしたひがたの土には、しょっぱいえん分が、ふくまれていたかも知れませんね。そのことを考えて、2つの土のつかい方をよくくふうしてみましょう。(西平)

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