カブトムシの成長


長田小学校4年 平良桜介


飼育するカブトムシを手にする平良桜介君=宜野湾市

一生をじっくり観察

 昆虫に興味があり、昨年のサイエンスクラブではアリの生態について調べた平良桜介君。ことしは自宅で飼育しているカブトムシの観察記録をつけている。「クワガタは育てたことがあったけどカブトムシは初めて。同じような生き物のように見えるけどカブトムシのほうがより飼育が難しいと感じる」と話す。
 久米島の祖父はカブトムシ捕りの名人で、祖父と一緒に木くずと土を混ぜてオリジナルのすみかを作った。卵から成虫になり、死ぬまでのカブトムシの一生を観察し、自分だけのカブトムシ図鑑を完成させるのが目標だ。
 学校でも理科の実験や工作など手先や体を動かすことが大好きで、将来の夢は設計士。カブトムシにとって住みよい飼育小屋を作ることも大切にしている。

一言アドバイス

 クメジマカブトは、オキナワカブトにとても近い親戚で、久米島だけに生息している希少な昆虫です。絶滅が心配されているクメジマカブトを守っていくためにも、飼育観察によって詳しい生態を知ることは欠かせません。ぜひ頑張って研究してください。(佐々木)

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