有孔虫の生態の謎II


佐和田大翔(南城市立大里中2年)

自作図鑑、さらに充実


有孔虫を見つけて観察している佐和田大翔さん。これまで見つけた種類をまとめた図鑑に新たな情報を加えて充実させる計画だ=南城市

 昨年は、県内各地の砂浜で有孔虫の殻を見つけ、25種類を確認した。地域によって種類の違いも見られた。ことしは「生きた有孔虫について、中の構造などを詳しく調べたい」という。本部町の備瀬、沖縄市の泡瀬、地元の奥武島の3つの海岸に行き、海藻に付着している個体を採取し研究している。
 殻に酢をかけると殻が溶ける。中のアメーバ状の透明なものが確認できた。そのとき出てきた泡の正体もつきとめたいという。また、細長い水槽の中で一方には何も置かず、反対側に海藻や石を置くと、有孔虫は海藻や石のある方に移動した。明るさの違う場所での成長の違いなど、すむ環境に影響されるのか実験をしたいという。
 昨年の研究の成果は「沖縄有孔虫大図鑑」にまとめた。見つけた有孔虫の写真と特徴を記録。太陽みたいな形や花のような形など、個性がある。現時点で確認した種類はさらに増えて34種に上る。新たな情報を加えて図鑑の改定版を作るのも目標だ。

〈一言アドバイス〉

 いろいろな海藻を根元の砂泥まで一緒に採集して詳しく見ると、もっとたくさん見つけられるでしょう。石の下や海草の場所でも観察するといいですね。透明なコップに入れておき、壁を登る際の仮足の出方も観察しましょう。(西平)

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