名蔵アンパル干潟の生物と環境についての研究VI(キバウミニナの採食活動についてIII)


田渕鈴夏(石垣市立石垣中2年)

なぜ枯れ葉を好むのか


名蔵アンパルに生息する巻き貝・キバウミニナの研究を継続し、その食性について詳しく調べている田渕鈴夏さん=那覇市

 地元の「名蔵アンパル」の干潟に数多く生息している巻き貝・キバウミニナ。その食性に焦点を当てた研究は3年目になる。
 毒があって食べないと言われていたシマシラキという植物を食べることが分かり、昨年はその枯れ葉と若葉の違いが分かるのかを研究。枯れ葉はよく食べるが若葉は食べないことから、毒性のある「サポニン」の含有量が関係しているのかと考えたが実証できなかった。引き続きなぜ枯れ葉を好むのかを探る。昨年度の発表会で、先生方からアドバイスをもらい、Yメイズ法で若葉と枯れ葉、どちらに行くか実験した。最初若葉の方に行ってから枯れ葉に行って食べる行動が見られた。「若葉には貝が嫌う香りなどの成分があるかと思ったが、そうではなく堅くて食べられないので最終的に枯れ葉に行っているのではないか」と仮説を立てている。
 キバウミニナの食性を明らかにしようと意欲を見せる。「実験の結果、自分の仮説と違う時もあれば、同じ時もある」。それが研究の楽しさと語った。

〈一言アドバイス〉

 キバウミニナは若葉より枯れ葉を食べる行動が観察され、葉の堅さが嗜好性にも影響しているとの仮説を立証するには紙の穴あけ器(パンチ)に、てこの原理を利用して、葉の硬さを調べる方法を工夫するとよいと思います。(與儀)

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