糸満市真栄里海岸における打ち上げ貝の採集調査


糸満市立糸満南小5年 上原一路

開発前に情報発信したい


絶滅危惧種もよく見つかるという真栄里海岸で上原一路さん(左)。5歳の妹、諒ちゃん(右)は貝採集を手伝う研究助手だ=糸満市

 糸満の真栄里海岸で貝がら採集を続けている。図鑑で名前を確認する作業を始めると何時間も熱中する。同海岸のものだけで約300種類がケースにずらりと並ぶ。
 専門家の間でも研究があまり進んでいないというイトカケガイ科の未記載種と思われる貝も発見した。那覇市のゆりあげ貝ミュージアムに持って行ったが分からず、現在、東京の研究者に送って確認中だ。
 今、心配なことがある。絶滅危惧種を拾うことも多い真栄里海岸の整備事業が決定したことだ。「打ち上げられた貝の90%は目の前の海に生息していたものと聞いた。開発で貝が少なくなったら…」と心を痛める。「工事が始まる前に、これだけの貝がいることを情報提供したい」と一生懸命だ。「将来は貝の研究者になりたいです」。

〈一言アドバイス〉

 自然の豊かさが失われていくのは残念なことですが、真栄里海岸の自然を記録することはとても大切なことだと思います。浜に打ち上げられた貝の中で、風化の経過がわかる貝があれば潮間帯の調査にも役立つと思います。(與儀)

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