オオメジロザメの歯の密度差はなぜ起こるのかな?~海岸の化石調べ パート5~


岩瀬暖花(那覇市天久小6年)

仮説立証できずも新たな発見


オオメジロザメの歯一つ一つの重量や密度、長さなどを測り研究する岩瀬暖花さん=那覇市

 岩瀬暖花さんは昨年、自分で釣ったオオメジロザメの歯の密度やエナメロイド、歯根の長さなどを測った。あごの一番外側の歯を1列目とすると、3列目から1列目に行くほど歯根は小さくなり、密度は高くなった。3列目から1列目に成長していく中で「ぎゅっと(引き締まって)固くなっていくのではないか」と考え、これを「干し柿説」と名付けた。昨年調べたサメは体長85センチの赤ちゃんだったため、成長が早い可能性があると指摘されていた。今年は大人も「干し柿説」が通用するのかを調べてきた。
 未成熟だが体長1・9メートルのオオメジロザメのあごを入手できたので、260本の歯の密度を割り出した。1列目に行くにつれ密度が高くなっていった。1、2列目はばらつきがないが、3、4列目はばらつきが激しい。各列のエナメロイドと歯根の長さを測ると、エナメロイド、歯根とも列による差はあまりなかった。大人は「干し柿説」が当てはまらず「ちょっとショックだけど、新しく知ることができて良かった」と話した。

〈一言アドバイス〉

 長年サメの歯のことをいろいろな面から調べ、考え、まとめて、沢山の発見がありましたね。今年は、子どもと大人の歯では違うこともわかり、仮説を修正することになって理解が広がり、よい経験になったことでしょう。(西平)

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