沖縄の鉱物、砂、土、地層について…ビーチロックについて


名嘉山日菜(那覇市立松島中2年)

成り立ち、特徴を考察


県内各地の海岸でビーチロックの状況を調べている名嘉山日菜さん=浦添市

 名嘉山日菜さんは、これまで県内各地の石や砂、地層を調べてきて、海岸で一見セメントのように見えるビーチロックに関心を持ち、どのようにできるのか探りたいと考えた。ビーチロックとは「周りのいろんな物を巻き込んでできて、ほとんどが石灰質でできている」と説明。「10年くらいで1センチとか、石としては成長が早いのも面白い」という。
 県内のビーチロックのある所を探し、石を集めた。恩納村瀬良垣や糸満市大渡海岸、座間味島にもあった。周りの砂も採取した。転がっている石が多い、潮だまりのある海岸にビーチロックが多い印象という。「自然が残っているという感じ」。「淡水があるところにビーチロックができる」と仮説を立てている。海水も採取し塩分濃度やphを調べ、関連性があるか見る計画。南部はサンゴや石灰岩、北部では石英や黒色片岩が混じって黒っぽかった。地形の様子も記録して考察につなげる。あと5~6カ所集めて薄片標本にする計画だ。「加工しやすく、石灰岩のないところでは、石垣とか石臼とかにも使われていた」と説明し、暮らしの中での使われ方にも関心を持っている。

〈一言アドバイス〉

 ビーチロックは謎だらけの地層なので、周囲の環境をよく観察し、水質などを調べて成因を考えることは、たいへん重要です。ガラスビンの破片など、ビーチロックに取り込まれた人工物が見つかれば、年代も分かるかもしれませんね。(古川)

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