波の上海岸の生き物調べ


末吉華妃、久山はるか、仲村渠光(那覇市立天妃小6年)金城結珠姫、金城大夢(同小5年)喜久山昊輝、玉代勢友華、又吉快(同小4年)

豊かな生態系、地図に


波の上海岸にすむ生き物について調べる(上段右から)金城大夢君、仲村渠光さん、末吉華妃さん、久山はるかさん、金城結珠姫さん、(下段右から)又吉快君、玉代勢友華さん、喜久山昊輝君 =那覇市

 人工ビーチとして整備された波の上ビーチにわずかに残る岩礁地帯。そこにすむ生き物を天妃小学校生物クラブメンバー8人で調べている。メンバーは「こんな狭い場所に生き物なんていないと思っていたのに、想像以上にいる」と目を輝かせる。
 学校のクラブ活動として週に一度、生き物調査と図鑑などを使った調べ学習を行っている。現地調査は大潮の干潮時に実施。岩場に目をこらし、石をひっくり返して生き物がいないかを探す。ハゼやケガニ、シャコガイなど多様な生物を確認した。大潮が休日にあたる日には保護者も協力して岩礁を探索。どのあたりにどのような生物がいたかをシールで貼り、生物分布のマップ作りに取り組んでいる。
 6年生の久山はるかさん(11)は「イソアワモチが一番好き。もっと詳しく知りたい」と話す。生き物が大好きという5年生の金城大夢君(11)は「生き物もサンゴもいっぱいあって面白い。知らない生き物をもっと調べたい」と力を込めた。
 

〈一言アドバイス〉

 波の上海岸の環境は年々大きく変化しているので、岩礁地帯を『いま』調べておくことは、とても大事です。分布調査を毎年行えば、生物の種類と数の変化や、その原因が分かるかもしれません。大きな成果が期待できますね。(古川)

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