佐藤茉陽夏(宮古島市立東小3年)
お茶作りに奮闘
自分でもんだ茶葉を見せる佐藤茉陽夏さん=うるま市
1年生のころから茶道を習い、家でも抹茶をたてることがある。「なんで苦いのかな」。大好きなお茶のことをもっと知りたくて、研究テーマにした。「葉っぱをつぶしたりすると苦くなるのかな」。予想しながらお茶の研究に励んでいる。お茶の葉をミルサーで細かくしてお水に溶かして飲んでみたが、つぶつぶが残って、抹茶のおいしさとは違ったという。
宮古島では茶畑は見られないのでうるま市の沖縄紅茶農園で茶摘みとお茶作りを体験した。「お茶の葉はこんなふうに育っているんだ」と初めて見た茶畑に感動。摘んだ葉を1時間ほど手でもむと「とっても小さくなった」と驚き「お茶を作るのは結構大変だけど、楽しい」と思った。生の葉っぱと種、作った茶葉を持ち帰った。生の葉っぱはそのまま食べるととても苦いが、レンジで加熱したり、天ぷらにしてみると食べやすくなった。茶殻が再利用できるのかも気になる。目標は「自分でお茶を作って飲んでみたい」。
〈一言アドバイス〉
緑茶の渋み、苦み成分は新鮮な葉をとった後の熱処理のタイミングによって大きく作用されます。同じ茶木から採った葉を熱処理する時期と時間を変えて作ったお茶の渋み苦みなどの味を確かめて、その理由を調べてみましょう。(與儀)
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